UARS | |
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UARSの放出 | |
所属 | NASA |
主製造業者 | ロッキード・マーティン |
任務 | 地球観測 |
周回対象 | 地球 |
軌道投入日 | 1991-09-15 |
打上げ日時 |
1991-09-12 23:11:04 UTC |
打上げ機 | ディスカバリー(STS-48) |
打上げ場所 | ケネディ宇宙センターLC-39A |
任務期間 | 14年 + 91日(2005年12月15日運用終了) |
軌道減衰 | 2011-09-24 |
COSPAR ID | 1991-063B |
公式サイト | http://umpgal.gsfc.nasa.gov/ |
質量 | 5,900kg |
消費電力 | 1600.0 W |
軌道要素 | |
軌道傾斜角 | 57度 |
遠点高度 | 575.0 km |
近点高度 | 574.0 km |
軌道周期 | 95.9 min |
UARS(Upper Atmosphere Research Satellite、和訳:上層大気観測衛星)(ユアーズ)はアメリカ合衆国の科学衛星。地球の上層大気、特にオゾン層を観測することが目的であった。
1991年9月12日、STS-48ミッションにおいてディスカバリーから軌道上で放出された。2005年12月15日に運用を終了し、高度を下げるマヌーバを行った後、軌道上に放置されていた。2010年10月26日には国際宇宙ステーションがUARSを避けるためにデブリ回避マヌーバを実施した。2011年9月24日に大気圏に再突入し、消滅した。
10の観測機器が搭載され、そのうちWINDIIはカナダNRCによる提供である。
2005年12月15日に運用を終了する際に、軌道高度を約350×500kmにまで下げた。その後も徐々に高度が下がり、2011年9月24日に制御不能のまま大気圏再突入した。
衛星の落下地点は突入の直前まで絞り込むことができなかった。落下予測地域は北緯57度から南緯57度で、北はイギリスから南は南米の南端まで含まれていた。衛星の部品はほとんどが突入時に燃え尽きるが、科学者たちは26個の破片(計532kg)は燃え尽きずに落下すると想定し、NASAは1個の破片が誰か1人の人間に当たる可能性は3200分の1と予測した。また、特定の人間に当たる確率は21兆分の1と試算された。
9月27日、UARSは9月24日午前4時1分(グリニッジ標準時)に、南緯14.1度、西経170.2度の太平洋上で大気圏に突入したという調査結果が発表された。付近に陸地はなく、破片による被害はもとより確実な目撃証拠も報告されていない。