『ハージェスト・リッジ』 | ||||
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マイク・オールドフィールド の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1974年春 オックスフォードシャー ザ・マナー・スタジオ | |||
ジャンル | プログレッシブ・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル |
ヴァージン・レコード マーキュリー・レコード(2010年ヴァージョン) | |||
プロデュース | マイク・オールドフィールド、トム・ニューマン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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マイク・オールドフィールド アルバム 年表 | ||||
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『ハージェスト・リッジ』(Hergest Ridge)は、マイク・オールドフィールドが1974年に発表した、ソロ名義では2作目のスタジオ・アルバム。
アルバム・タイトルは、当時オールドフィールドが住んでいたヘレフォードシャーにある丘に由来しており、イングランドの田園地帯をイメージして作曲された。前作『チューブラー・ベルズ』と同様、オックスフォードシャーのザ・マナー・スタジオにおいて、オールドフィールド自身による様々な楽器のオーバー・ダビングを中心にレコーディングが進められた。
オールドフィールドの姉サリー・オールドフィールドに加えて、元メロウ・キャンドルのクロダー・シモンズもボーカルで参加した。また、クレジットには明記されていないが、オールドフィールドの兄テリー・オールドフィールド(木管楽器)や、ケヴィン・エアーズのアルバム『彼女のすべてを歌に』(1971年)のレコーディングでオールドフィールドと共演したウィリアム・マーレイ(シンバル)も参加したといわれる。
本作のクワイアとストリングスの指揮を担当したデヴィッド・ベッドフォードは、後に本作全編のオーケストラ編曲を行っており、NASAとトニー・パーマーが制作したドキュメンタリー映画『The Space Movie』では、オーケストラ・ヴァージョンの録音の一部が使用された。
全英アルバムチャートでは3週連続で1位を獲得したが、1974年9月29日付のチャートでは、自身の前作『チューブラー・ベルズ』によって首位から蹴落とされる結果となった。アメリカでは前作ほどの成功を収められず、1974年10月26日付のBillboard 200で最高87位を記録するにとどまった。
Mike DeGagneはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「『チューブラー・ベルズ』と同様の多彩な音作りを維持している」と評している。また、Richard Haversは2023年、「前作よりもクラシカルで複雑」「レイフ・ヴォーン・ウィリアムズやアーノルド・バックスといった、20世紀初頭のイングランドの作曲家を思わせる」と評している。
特記なき楽曲はマイク・オールドフィールド作曲。
デラックス・エディション盤のディスク1には2010年のステレオ・ミックスが収録され、1974年のオリジナル・ステレオ・ミックスは、本ボーナス・ディスクの1.と2.に収録された。
2010年の5.1サラウンド・ミックスを収録。
先代 ポール・マッカートニー&ウイングス 『バンド・オン・ザ・ラン』 |
全英アルバムチャート ナンバーワン・アルバム 1974年9月8日 - 9月28日(3週) |
次代 マイク・オールドフィールド 『チューブラー・ベルズ』 |