アメリカ国家地理空間情報局 National Geospatial-Intelligence Agency | |
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NGA紋章 | |
NGA旗 | |
NGA本部、通称キャンパス・イースト。台形の窓を配した建物内部は自由の女神像が収まるほどのアトリウムを挟み、各部署を色分けして配置してある | |
組織の概要 | |
設立年月日 | 1996年10月1日 | (旧称NIMA)
継承前組織 |
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管轄 | 国防総省 |
本部所在地 | アメリカ合衆国バージニア州ベルボア基地 北緯38度45分12秒 西経77度11分49秒 / 北緯38.7532度 西経77.1969度座標: 北緯38度45分12秒 西経77度11分49秒 / 北緯38.7532度 西経77.1969度 |
標語 | "Know the Earth... Show the Way... Understand the World" |
人員 | 約1万6000人 |
年間予算 | 秘密事項($4.9億超、2013年時点) |
行政官 |
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上位組織 | 国防総省 |
ウェブサイト | www |
脚注 | |
アメリカ国家地理空間情報局(アメリカこっかちりくうかんじょうほうきょく、英:National Geospatial-Intelligence Agency、NGA)は、アメリカ合衆国の国防総省外局かつ国家情報機関のひとつである。1996年に創設された。
アメリカ国防総省の傘下にあり、インテリジェンス・コミュニティーを構成している。アメリカ政府の各部局に対し、主に安全保障上の要請から地理空間情報(GEOINT=geospatial intelligence)の提供を目的とする。2004年に改称するまで、旧称は国家画像地図局(National Imagery and Mapping Agency, NIMA)であった。
政府の各部局に対し、必要とされる地理情報や地図・空中写真・衛星写真などの収集と分析および提供を担い、国家安全保障上に必要とされる地理情報システムの標準化に対する支援も行っている。
本部は2011年までメリーランド州のベゼスタにあったが、現在は通称キャンパス・イーストとしてバージニア州スプリングフィールドのベルボヴァ基地北地区に所在する。その面積は21万4000m2であり、首都圏の政府建造物としてはペンタゴンとロナルド・レーガンビルに次ぐ第3位の広さを誇る。また、主要な国内部局はバージニア州北部、ワシントンD.C.、セントルイスにも置き、国外に支局と拠点を展開する。人員はおよそ1万6000名。
2010年夏、アメリカ国防情報局(DIA)副長官レティティア・ロング(Letitia A. Long)が、NGA初、情報共同体初の女性長官に内定した。
軍事・諜報目的に加え、民生支援として天災や人災など緊急時ならびにオリンピックの保安計画立案に際して、地理空間情報(#GEOINT)を政府へ提供している。
2018年9月に発表された南極大陸の高解像度地勢図(最高精度は自家用車の大きさまで描出)は「REMA」(英語)と名付けられた。
代 | 氏名 | 階級 | 在任期間(年) |
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1 | ジョセフ・ダントン | 海軍少将 | 1996 - 1998 |
2 | ジェームズ・キング | 陸軍中将 | 1998 - 2001 |
3 | ジェームス・クラッパー | 空軍中将 | 2001 - 2006 |
4 | ロバート・マーレット | 海軍中将 | 2006 - 2010 |
5 | レティティア・ロング | (文民) | 2010 - 2014 |
6 | ロバート・カルディロ | (文民) | 2014 - 2019 |
7 | ロバート・シャープ | 海軍中将 | 2019 - 現在 |
出版年の早い順。